私たち特別養護老人ホーム慈公園は、令和3年度、下関市のノーリフティングケアモデル事業所に選定されました。

 

ノーリフティングケアとは「持ち上げない」「抱え上げない」「引きづらない」、スタッフにも、ご利用者にもやさしい介護のこと。

 

スタッフには腰痛の改善や予防、ご利用者には座位の姿勢改善や拘縮緩和などの効果が見込まれます。

 

モデル事業所の選定を受け、施設長、リーダー、サブリーダーによる5名の推進チームを編成し、10月5日に一回目のキックオフミーティングを行いました。

そこでは、

「力ではなく心をこめて～ノーリフティングケア宣言」

という、施設が一体となって導入するためのビジョンを共有し、チームメンバーでHUGという移乗器具の試用し、ノーリフティングケアの一端を体感しました。

業務のスピードが遅くなるのではないか？関節の柔らかい人にも適用できるだろうか？など、まだ不安や疑問は尽きません。

しかし見学させていただいた施設の管理者の方が言われていた「もう元の介護には戻れません」という言葉を指標のひとつとし、新しい介護の勉強を始めます。