汗と涙の夜間避難訓練が終わりました(笑)。
私たちの避難訓練はいつも汗と涙のエンディングになりがちです。 なぜかといえば「現実に災害が起こったぞ!」 というリアルな意識をみんなで高めあって訓練をやるのでそれだけ スタッフへのプレッシャーが大きなものになるからです。
消防署に依頼して災害発生の場所を隠したまま警報を鳴らしてもら う。初期対応スタッフは消防署に連絡し現場に走る。 在宅スタッフは移動に気をつけながら迅速に施設に集まる。 集まる数の力を使ってご利用者の避難をどんどん加速する。 消防署の方々に訓練をチェックしてもらい出来てること出来てない ことをフィードバックしてもらう… ご利用者の救命から訓練の評価まで、 巨大なプレッシャーを乗り越えて救命をやりきる… スタッフが汗と涙のエンディングになるのはごく自然な事です。
今年も消防署の方々から高い評価をいただきました。 初期対応スタッフの真剣さ、 在宅スタッフの集まりの正確さと速さなどいくつもの視点で評価を いただけたのはとても嬉しいことでした。
特に「ここまで真剣にやっている訓練は初めて見ました。 感動しました。これなら実際に災害が起こっても大丈夫だと思いま す」と言っていただいた事は全力を出したスタッフへの何よりのね ぎらいでした。
同時に「もし避難したその場所からさらに避難しないといけない時 どこに避難しますか?(確かに…汗)」や「 初期対応のスタッフが現場に走ってる間の消防署との情報共有はど うしますか?(う〜ん難しい…困)」など、さらに改善するべき点 もフィードバックしていただき、早速改善の議論ができたことも得 難い収穫でした。
毎回訓練への協力を快く引き受けていただいている下関市北消防署 の方々と、 ご利用者の救命の訓練のために全力で走りきってくれたスタッフみ んなにこころから感謝します。
ありがとうございました。
理事長
黒木雅裕